マージ済み

ARMがstableとrcに対応、リリース時の安全対策も整備

emirbがomacom/omarchy#16065をquattroにマージし、aarch64向けにstableとrcのパッケージ設定を追加した。これまではARM版をrcでインストールしても、初回の更新でedgeへ移行していた。既存のedge環境は、利用者が別のチャンネルを選ぶまでedgeにとどまる。Apple Siliconはパッケージの配布元がedgeにしか対応していないため、引き続きedgeのみとなる。これは開発ブランチでの対応であり、Omarchy 4.5.0の安定版がリリースされたことを示すものではない。

ryanrhughesが提案したomacom/omarchy-iso#298をemirbがマージし、x86_64版のダウンロード用ファイル名を上書きせずに、ARM版のリリースイメージを並べて公開できるようになった。コミット済みのISOビルダーの変更omacom/omarchy-iso@c6de4cc756bbでは、stable、rc、edgeそれぞれに対応するARMミラーも選択する。

masterに入ったパッケージツールの変更により、ARMビルドが各チャンネルのスナップショットにそろえられ、stableのARMミラーがrcと一致するまでstableへの昇格が阻止される。これらのコミットはEmir Beganovicによるものと記録されている。また、Ryan Hughesによるものと記録された別のコミットでは、NVIDIAコンポーネントをARMのrcへの昇格対象から除外していたパッケージチャンネルの制限を撤廃し、公開処理によってチャンネル内のパッケージが同じバージョンや古いバージョンに置き換わることも防いでいる。これらの安全対策はomacom/omarchy-pkgs@82fb44ba2e38、omacom/omarchy-pkgs@61ff00812591、omacom/omarchy-pkgs@48340e7e3f0bに記録されている。

マージ済み

Snapdragon向けにスリープ中の電力消費、カメラ、マイク、Wi-Fiを修正

ryanrhughesが、turbineBMWによるSnapdragon X1のサスペンド対応を、omacom/omarchy-pkgs#1315でパッケージリポジトリのmasterブランチにマージした。より深いスリープを妨げていた電源ドメイン、PCIeポート、Bluetooth、オーディオプロセッサに対処している。turbineBMWは、Surface Pro 11での短時間のサスペンドテストで、消費電力が約0.25 Wだったと報告した。これらのコンポーネントがスリープする前は0.75 Wだったという。ただし、これはコントリビューターによる測定値であり、提案にはほかのX1搭載ノートPCでの起動テストは行っていないと明記されている。

参加者としてbirkskyumが記載され、Birk Skyumによるものと記録されたパッケージのコミットでは、Yoga Slim 7xのウェブカメラを有効にした後、再起動を遅らせる回避策をカメラコントローラーの修正に置き換えている。後者の変更omacom/omarchy-pkgs@c9518288fabfでは、カメラを短い間隔で再起動できたと報告されている。別のコミット済みの修正omacom/omarchy-pkgs@9db7ac36d410では、アクセスポイントのチャンネルや帯域幅の変更後にWi-Fiが停止する問題と、Irisビデオデコーダーのメモリおよびサスペンドの問題に対処している。

マイクの修正には、パッケージ側での追加対応も必要だった。先のパッチではパッケージのリリース番号が上がっておらず、公開処理で何もビルドされなかったためだ。Ryan Hughesによるものと記録されたコミットomacom/omarchy-pkgs@1f74195540e5では、この番号を上げて修正を配布できるようにしている。これらはパッケージリポジトリの変更であり、安定版のリリース告知ではない。

マージ済み

Appearanceが最上位メニューに、ショートカットもアプリとパネルで整理

dhhがomacom/omarchy#15973を提案し、quattroにマージした。AppearanceがStyleを統合して最上位メニューとなり、ウィンドウ関連の操作はWindowsに、スクリーンセーバーとAboutはBrandingにまとめられる。切り替え項目のラベルには、実行される操作が表示される。古いIDを参照するメニュー拡張を使っている場合は更新が必要だが、旧Styleメニューの呼び出しはエイリアスを通じて引き続き機能する。

関連するquattroのコミットでは、CalculatorをSuper + Shift + Q、ActivityをSuper + Shift + Tへ移し、Super + Ctrlをパネルやメニュー用に割り当てている。ThemesにはSuper + Ctrl + T、背景にはSuper + Ctrl + Wを割り当て、NetworkはSuper + Ctrl + Nへ移動する。Nightlightは従来のキー割り当てを失うものの、切り替えメニューから引き続き利用できる。キーボードのスクリーンショットはSuper + Ctrl + Alt + Cへ移り、Super + Shift + SはGoogle Mapsに戻される。omacom/omarchy@5264cbbd1396を含むこれらのコミットには、David Heinemeier Hanssonが共同著者として記載されている。

マージ済み

Omapagerがシェルの通知エンジンに

ryanrhughesがomacom/omarchy#15932を提案してquattroにマージし、Omapagerをシェルに統合した。独立したプラグインとしての提供は終了する。新しい通知エンジンは、送信元ごとの通知の積み重ね、スヌーズ、通知を抑制するDo Not Disturb、保留中と最近の通知、履歴、通知からのアクションに対応する。カードの角の形状はテーマに従い、ウェブサイトのアイコンを別途取得することはない。

このエンジンは履歴と通知抑制の状態をローカルに保存し、認証コードは伏せ字にした形でのみ保存する。Ryan Hughesによるものと記録された関連のquattroコミットでは、インライン返信とKDE Connectヘルパーを削除し、新しい通知抑制状態が保存されるまでは旧エンジンのDo Not Disturb設定を読み込むようにしている。これらの変更はomacom/omarchy@a10f7a10f7baとomacom/omarchy@e3e08d305052に記録されているが、マージされたことだけでは安定版で利用できるとはいえない。

提案中

エージェント対応の拡充案で、利用枠の処理とインストール条件を厳格化

未マージの提案omacom/omarchy#14040では、コミュニティ製エージェントの利用状況コレクターとランチャーを、共通の利用状況仕様のもとに統合する。現在の対象範囲では、パネルのコレクターを6種類から23種類に拡大し、課金するプロバイダーのもとでトークンを重複なく集計するとともに、確認に失敗した場合は最後に正常取得できた利用枠情報を保持することを目指す。この提案はClaudeがdhhに代わって投稿したもので、まだマージされていない。

10月20日にdhhのアカウントから投稿された返信で、Claudeは、Copilotの会話記録を最後まで走査できなかった場合に結果をキャッシュしない修正と、GitHubが読み取れない利用枠レスポンスを返した場合に以前の残量情報を保持する修正を報告した。同じ議論では、Goose、Mistral Vibe、Phantombot、ZeroClawのランチャーはmiseへの登録まで保留とする一方、Vibeの利用状況コレクターは残している。これらの返信はomacom/omarchy#14040:discussion_r4327649152、omacom/omarchy#14040:discussion_r4327648721、omacom/omarchy#14040:discussion_r4326600517に記録されている。

提案では、実サービスの認証情報は使わず、オフラインのフィクスチャと模擬サービスでテストしたと報告されている。また、パネルや新しいメニュー項目は動作中のUIでは確認していないとされており、報告されたテスト結果から実環境での連携動作を確認することはできない。

提案中

マルチユーザー対応案で、共有ディスクへのアクセスと管理者権限を分離

osbase77が、管理者アカウントと権限制限付きアカウントを追加するomacom/omarchy#16100を提出した。この未マージの提案では、2つ目のアカウントを追加するまでは従来の設定を維持し、追加時に共有ディスクのパスワードを所有者のログインパスワードから切り離し、rootをロックして自動ログインを無効にする。権限を制限されたユーザーが更新やパッケージ変更を試みた場合には、利用できないsudoプロンプトを出す代わりに説明を表示する。

処理の中断やロックに関する懸念を受け、osbase77は、2つ目のアカウントを作成する前に保護を適用する順序へ変更したと報告した。これにより、途中で処理が中断されても既存アカウントの保護は強まった状態で残り、後から再実行することで移行を完了できるはずだとしている。アカウント変更用のロックについても、現在はrootが所有し、rootだけがアクセスできると説明されている。osbase77はomacom/omarchy#16100:issuecomment-6301761759で、暗号化したインストール環境において両方の動作を確認したと報告している。ただし、これらは未マージの提案に対する作者自身の検証報告である。

提案中

アクセシビリティのレビューで、入力欄の名前とプラグイン操作部品の認識を改善

caleblによる未マージのシェルのアクセシビリティ対応案omacom/omarchy#13212は、操作部品の役割、名前、状態、アクションを支援技術に公開するものだ。日付を明示した背景情報として、monsieur-moutonは10月13日、シェルの操作部品にアクセシビリティ対応がないことがOmarchyへの移行を妨げていると書き、Orcaでのテストを申し出た。この提案でアクセシビリティツリーを公開するには、Quickshell 0.3.2以降が必要となる。

10月20日、diogochavesは2つのプラグインをテストし、90やWorkといった入力例のプレースホルダーが入力欄の名前として使われている一方、QtのAccessible.nameで名前を付けた一部の行がツリーに現れないと報告した。caleblは指摘を受け入れ、フィクスチャを再実行した後にパッチを取り込むと述べた。現在の提案には、用途に基づく入力欄の命名と、これらのプラグインの行への対応が記載されている。このレビューはomacom/omarchy#13212:issuecomment-6280602575とomacom/omarchy#13212:issuecomment-6297729444に記録されている。

caleblは別途、CursorSurfaceの選択APIに関する広範な変更を後続の対応に回す一方、ダイアログのアクションが選択可能として扱われなくなったと報告した。提案は引き続き未マージであり、提示されたレビュー記録からOrcaでのテストが完了したとは確認できない。

提案中

インストーラーで選んだ言語をデスクトップへ引き継ぐ提案

omarchybotが、インストーラーの最初の画面を言語選択にするomacom/omarchy-iso#297を提出した。この未マージの提案では、コンソールフォントで表示できる英語以外の35言語にインストーラーを翻訳する。未対応の文字体系を必要とする言語も、英語名で選択できる。その場合、インストーラーの表示は英語のままだが、選んだ言語はインストール後のデスクトップに引き継がれる。

これを支える実行時の処理は、Omarchybotによるものと記録されたomacom/omarchy@3ac43659dcbfで、Omarchyのquattroブランチにコミットされている。インストールメディアの言語マーカーとキーボード・タイムゾーンの既定値を読み込み、既存ユーザーが選んだ言語を維持しつつ、システムコンソールのロケールは英語のままにする。インストーラーの提案とコミット済みの実行時対応では進行状況が異なり、どちらも、この一連の流れがすでに安定版ISOで利用できることを示すものではない。

提案中

中国地域向けの提案に、インストール時のアプリ構成とCJK対応ターミナルフォントを追加

xdangerによる未マージの地域設定案omacom/omarchy#13690は、WorldとChinaのパッケージミラーを開発ツールのレジストリ設定と組み合わせるものだ。10月20日のomarchybotによる更新では、地域別のプリインストール構成も追加された。Chinaでは一部サービスのランチャーとキー割り当てを省き、WeChat、QQ、WPS Office、DingTalk、Feishuなどのアプリを追加する想定となっている。後から地域を変更した場合はダウンロード元だけが変わり、アプリの追加や削除は行われない。

omarchybotは、中国向けインストールの最初のユーザーにMaple Mono NF CNを設定し、漢字が端末上で2セル分の幅を占めるようにしたとも報告した。報告されたワーカーのチェックでは、Worldを選んだユーザーにはJetBrains Monoを維持し、インストール中にシェルを再起動したり、端末にシグナルを送ったりしないことを確認したという。この提案への変更は、omacom/omarchy#13690:issuecomment-6294016253とomacom/omarchy#13690:issuecomment-6294663326に記録されている。

これとは別に、Feishuのパッケージ化は、Omarchybotによる変更としてomacom/omarchy-pkgs@6573c44af9b3でパッケージリポジトリの'master'ブランチに入った。x86_64とaarch64に対応し、fcitx5での文字入力にはWaylandネイティブのテキスト入力を使う。このパッケージ関連の変更がコミットされたことは、地域別インストールの提案がマージされたことを意味しない。

提案中

Clippyの検証で、プロンプトインジェクションによるコマンド実行経路への対応が進む

現在もオープンの検証依頼omacom/omarchy-plugin-marketplace#6429で、HANCORE-linuxは、ウェブサイト側で制御できるウィンドウタイトルが、シェルやファイル操作のツールを自動承認する状態のCrushに渡されていたと報告した。レビュー担当者によると、このAIモードが有効な場合、訪問先のページが指示を注入し、デスクトップユーザーの権限でコマンドを実行させるおそれがあったという。これは、エージェントは'コメントを生成するだけ'というプラグインの説明に反する。

CostaFotは、バージョン1.55.0で、すべてのツールを無効にした状態では動作できないエージェントを削除し、制限を設けたClaudeとpiの構成だけを残したと回答した。また、スクリーンショットの利用にファイル読み取りツールの有効化は不要になったという。CostaFotは、omacom/omarchy-plugin-marketplace#6429:issuecomment-6301654018で報告した修正を新たな検証対象に設定した。提示された記録から確認できるのは、修正の報告と検証対象の更新までであり、マーケットプレイスでの検証完了や独立したセキュリティ監査の実施ではない。