コミット済み

メニューのチェックとシェルパネルの処理を削減

quattro開発ブランチへのコミットにより、メニューを開く際やシェルの起動時に繰り返していた処理が削減された。メニューのチェックは並行して実行されるようになり、インストール済みパッケージの情報はパッケージ操作で変更されるまでキャッシュされる。また、起動時の一連の処理を丸ごと二重に実行することも避けている。ハードウェアとWi-Fiのチェックにも、より負荷の小さい問い合わせを使う。コミットの説明によると、これらの変更を合わせてガード処理の時間が約195 msから55 msに短縮されたという。これは作者による測定値だ。omacom/omarchy@56be33258279

バーのパネルは初めて開いたときに内容を構築し、その後は保持するようになった。また、音声出力先の検出は15秒ごとのポーリングから、PipeWireの変更に反応する方式に変わった。これらはコミット済みの変更であり、安定版リリースの発表ではない。コミットにはdhhの関与が記録され、作者メタデータにはDavid Heinemeier Hanssonと記載されている。omacom/omarchy@4c1b4cb3a944 omacom/omarchy@84ba0c453f5e

マージ済み

クリップボードのプレビュー画像を小さくデコード

dhhは、クリップボードのサムネイルやプレビュー、メディアのアートワークを表示サイズに近い大きさでデコードする変更を提案した。現在の説明では、作者のマシンでクリップボードを開いた後のシェルのメモリ使用量が約50 MB減ったと報告されているが、第三者が検証した削減量ではない。この提案は取材期間中に作成され、その後、2026年10月13日にdhhがquattroへマージした。omacom/omarchy#15200

greptile-apps[bot]のレビューでは、期待した削減効果が失われるケースが2つ指摘された。ファイル名に.svgを含むPNGが誤った処理経路に進むことと、極端に細長い画像が元のサイズでのデコードにフォールバックすることだ。dhhは、SVGの判定条件を絞り、細長い画像のフォールバックにもサイズの上限を設けたと報告した。このやり取りには、レビュー中に行われた具体的な修正が記録されている。omacom/omarchy#15200:discussion_r4250797313 omacom/omarchy#15200:discussion_r4250930987

マージ済み

USBとThunderboltの承認機能を全面撤回

ryanrhughesはデバイス承認機能の全面撤回を提案し、quattroへマージした。単にメニューを隠すのではなく、承認機能そのものを削除し、有効化していたマシン向けの移行処理も含む。コミットされた変更には、ブート関連の再構築結果の検証、Thunderboltジャーナルの復旧、USBGuardがOmarchyの管理下にあるかの確認が含まれている。omacom/omarchy#15091 omacom/omarchy@defbf90e893e

greptile-apps[bot]は、独自に設定されたUSB保護を削除してしまう危険、ブート関連の再構築の失敗、通常とは異なる場所にあるブートパーティションへの対応を指摘した。現在の提案文には、USBGuardを削除する前にOmarchyの管理下にある証拠を確認すること、再構築したエントリーの検証が済むまで保留マーカーを残すこと、設定済みのブートパーティションを使うことが対策として記載されている。この説明は取材後に編集されたもので、マージ済みの撤回について現在の状況を補足している。

提案中

サンドボックス内のアプリに独立した入力を与えるエージェント専用シートを提案

KewkLWはエージェント専用シートを提案し、現在も未マージとなっている。現在の設計では、グラフィカルアプリをWaylandブローカーとbubblewrapサンドボックスの内側で動かし、ユーザーの入力を使えるままに、エージェントに専用のポインターとキーボードを与える。名前付きの操作部品とスクリーンショットにより、エージェントはユーザーのカーソルを借りずにそのウィンドウを操作できるようになる。提案本文は取材後に更新されている。omacom/omarchy#15087

10月12日の議論で、greptile-apps[bot]はクリップボードの所有権など、隔離に関する問題を指摘した。KewkLWは、エージェントへの制御移行後に古いユーザー入力のシリアル値を消去したと報告し、その後、稼働中だが応答しないブローカーを、アプリが動いている最中に置き換えないようにしたと報告した。jandruskは、専用のセキュリティレビューと、この機能を本体のソースツリーに含めるべきかについてのメンテナーの判断を求めた。KewkLWはレビューを歓迎し、ホストのネットワークにアクセスできることを既知の制約として認めた。omacom/omarchy#15087:issuecomment-6120390481 omacom/omarchy#15087:issuecomment-6130214244 omacom/omarchy#15087:issuecomment-6134337515

マージ済み

N1x向けカーネルパッチでより深いサスペンド状態を目指す

ryanrhughesは、suspend-to-idleでStandby-DRIPSに到達できるようにするカーネルパッケージの変更を提案し、n1xブランチへマージした。パッチはファームウェアのアイドル状態の遅延処理を調整し、N1xシステムのNVMeで、PCIeリンクのより深い省電力状態を有効にする。ノートPCのスリープ中のバッテリー消費と発熱を抑える狙いだ。omacom/omarchy-pkgs#991

作者による一晩の測定では、ASUS ProArt P14の消費電力は0.77 Wだった。ただし、この測定には提案に含まれない追加パッチも使われていた。提出した2つのパッチだけを使った短時間のテストでは、1.3 Wを記録し、同じ深い省電力状態に到達した。いずれも作者が報告した結果であり、ブランチへのマージが安定版のリリースを意味するわけではない。

提案中

バッテリー駆動時に動画壁紙を一時停止する提案

dhhは、バッテリー駆動時にoweの動画壁紙を現在のフレームで停止させる変更を提案した。現在も未マージとなっている。現在の説明では、新規ユーザー向けのデフォルト設定と、oweの設定がない既存ユーザー向けの移行処理を用意し、既存の設定は維持するとしている。一時停止することで、電源を抜いている間に動画のデコードが続くのを防ぐ。omacom/omarchy#15219

greptile-apps[bot]は、当初の移行処理がXDG設定ディレクトリの移動に対応していないことを発見した。dhhは、保存先を修正し、このケースを確認するテストを追加したと報告した。作者は設定の読み込みを確認できたものの、バッテリー搭載機がなく、実際に電源を抜いた際の動作は試せなかった。omacom/omarchy#15219:discussion_r4251962666 omacom/omarchy#15219:discussion_r4252141920

提案中

インストーラーに中国語コンソールを追加する提案

Raiden-MeixElysiaは、ほかのインストール項目を選ぶ前に英語か簡体字中国語かを尋ねるISOの変更を提案した。中国語を選ぶと、コンソールに中国語を表示できるようcageとfoot内で設定ツールを実行し、設定画面とインストール状況画面を中国語にして、インストール先のロケールを設定する。この提案は現在も未マージで、インストーラーやセットアップに関するほかの作業に依存している。omacom/omarchy-iso#263

作者は、オフラインの仮想マシンへのインストールで中国語ロケールとPinyin入力が動作する状態に到達したほか、英語でもテストハーネスを実行したと報告している。適切なディスプレイやフォントがない場合、提案中のインストーラーは仮想端末の表示を英語に切り替える一方、インストール先の中国語ロケールは維持する。言語の選択と地域の選択は引き続き別々に行う。

クローズ済み

権限昇格の問題を受けTormarchyの検証申請を取り下げ

TripleU613は、提出されたコミットにパスワードなしで権限昇格できる経路があるとHANCORE-linuxが指摘したことを受け、Tormarchy 1.2.0のマーケットプレイス検証申請をクローズした。レビュー担当者によると、プログラムの実行に広範な権限を与える設定により、browser-execが呼び出し元の指定したコマンドをrootとして実行できたという。これは検証申請の取り下げであり、検証済みアップデートの公開ではない。omacom/omarchy-plugin-marketplace#11155

TripleU613は指摘を認め、特権で実行できる経路を特定のサブコマンドに限定し、rootでのブラウザー実行を拒否する修正を上流で行ったと報告した。作者は、この修正を含むリリースについて改めて申請すると述べた。この回答から確認できるのは修正が報告されたことまでであり、差し替え版がマーケットプレイスの検証を通過したことまでは示していない。omacom/omarchy-plugin-marketplace#11155:issuecomment-6125303525

提案中

ポータル再起動の結果からディスクリプター枯渇の原因を絞り込む

joetossellは、xdg-desktop-portal-hyprlandを再起動すると、33個のウィンドウをすべて開いたまま、Hyprlandのファイルディスクリプター数が8,479から549に減ったと報告した。この測定は、蓄積したキーマップのディスクリプターと滞留したポータル接続の関連を示し、そのセッションで使える回避策も提示した。根本の問題は未解決のままだ。omacom/omarchy#8331:issuecomment-6121916979

ソースコードの分析をもとに応答したomarchybotは、キーマップが保持され続ける原因として、通常のWayland接続よりも、古い入力キャプチャーセッションとそのEISキューのほうが説明に合うと論じた。また、複数の部分からなる上流の修正を説明し、コメント時点ではポータル側の修正がまだレビュー待ちだとしていた。joetossellのマシンで原因となった入力キャプチャークライアントは特定されていない。そのため、これはユーザーの測定とソース分析に裏付けられた診断であり、Omarchyで提供済みの修正ではない。omacom/omarchy#8331:issuecomment-6122210613