出典
- Add a dock to floating workspaces
- Reset empty workspaces to a new default layout, and call dwindle tiling (#15266)
- Change no saved layouts when the workspaces cannot be read (#15267)
- Turn titlebars on when a workspace starts floating, not on the next reload (#15271)
- Update omarchy-hyprland-titlebars to 0.2.2 (#1016)
フローティングワークスペースにドックとウィンドウ最小化機能が追加
dhhは10月13日にomacom/omarchy#15263を提案し、開発ブランチのquattroにマージした。フローティングワークスペースでピン留めしたアプリや実行中のアプリを見つけるためのドックが追加され、アプリ一覧のグリッド表示、ドラッグによる並べ替え、自動非表示に対応する。Super + Mでフローティングウィンドウを最小化し、ドックから復元できる。現在のPR説明には、独自のWebアプリランチャーがドックへの表示に必要な識別情報を保持する仕組みも記載されている。
関連するquattroのコミットでは、ウィンドウのあるワークスペースはそのままに、空のワークスペースには変更後の既定レイアウトを適用するようになった。また、ワークスペース一覧を読み取れない場合に、保存済みのレイアウトが消去されるのを防ぐ変更も加わった。該当するのはomacom/omarchy@b6af62e285a3とomacom/omarchy@ed92b0753f95。別のコミットでは、フローティングモードの開始時にタイトルバーを有効にする。パッケージリポジトリのmasterブランチにも、omacom/omarchy-pkgs@eba2a95f2e9eでtitlebars 0.2.2が入り、フローティングウィンドウのタイトルバー上側でもサイズを変更できるようになった。これらのコミットはDavid Heinemeier Hanssonによるものと記録されているが、Omarchyの安定版リリースを示すものではない。
バーのウィジェットをトレイの引き出し内に配置可能に
dhhは10月13日にomacom/omarchy#15281を提案し、quattroにマージした。新しいトレイセクションでは、引き出し内のアプリアイコンの後ろにウィジェットを配置する。ドラッグやバーのコマンドでウィジェットを移動でき、プラグイン側で既定の配置先に指定することもできる。内部に配置したウィジェットのパネルを開いている間は、引き出しも開いたままになる。
greptile-apps[bot]は、複製されたトレイでは引き出し内のウィジェットが非表示になると指摘した。これを受けたコミットomacom/omarchy@1a161eb5192aには、トレイの複製への対応、設定済みのウィジェットが非表示の場合のドロップ先への対応、トレイを自身の引き出し内に入れないための保護が記録されている。マージ後には
jandruskが別の境界ケースを報告した。トレイのホストがない状態でウィジェットをトレイセクションに移すと消えてしまう可能性があるとして、omacom/omarchy#15281:issuecomment-6150468044で移動を拒否するか、代わりの場所に配置することを提案した。
デスクトップとマニュアルで選べる言語が拡充
dhhは10月13日にomacom/omarchy#15326を作成し、取材期間外の10月14日にquattroへマージした。取材期間後に編集された現在の説明では、メニュー、デスクトップシェル、Omarchyの通知が50言語に対応し、マニュアルにも翻訳が用意されるとしている。言語を選ぶとOmarchyにはすぐに反映され、サードパーティー製アプリは次回ログイン時に対応するシステムロケールに従う。対応する翻訳がない場合は引き続き英語が使われる。
10月13日のレビューで、greptile-apps[bot]はアンパサンドによる通知表示の破損、独自のメニュー見出しの上書き、翻訳されたマニュアル内のコマンドに対する検証不足を指摘した。これらはレビュー時の指摘であり、マージ後も不具合が残っている証拠ではない。現在の説明では、ユーザーによるメニューの上書き設定が優先され、マニュアルの検証対象にはリンクとコードブロックも含まれるとしている。また、端末の診断メッセージは翻訳されない、右から左に書く言語でもレイアウトは反転しない、複数形に応じた変化が必要な文字列にも単一の表現を使う、という制約も明記されている。
AArch64向けSuperwhisperパッケージがstableに登場
nchudleighによるomacom/omarchy-pkgs#965では、署名と同梱バージョンのチェックを維持しつつ、アーキテクチャ別のSuperwhisperアーカイブが追加された。
ryanrhughesが10月13日にmasterへマージした。その後、
github-actions[bot]がomacom/omarchy-pkgs#965:issuecomment-6137318104で、x86_64とaarch64の両方に向けて、superwhisper-bin 1.0.2-1をedge、rc、stableで公開したと報告した。
PRの作者は、両アーキテクチャ向けのパッケージをローカルでビルドし、それ以前にはAArch64のOmarchy仮想マシンで1.0.1の音声入力をテストしたと報告している。これらは貢献者自身による検証報告だ。これとは別に、Ryan Hughesによるものと記録されたquattroのコミットomacom/omarchy@9a10b488b111では、Omarchy本体でaarch64上のSuperwhisperを有効にした。パッケージの公開と開発ブランチへの統合は、それぞれ別の段階である。
出典
- Retint terminals first and finish other apps behind a theme switch (#15189)
- Read the keyboard seat again when /dev/input changes instead of every 10 seconds (#15203)
- Release the image picker's previews a minute after it closes (#15201)
- Decode clipboard and track art previews at the size they are drawn (#15200)
- Fail tests when the shell polls while idle or the fast paths get slow again (#15196)
テーマ切り替えは端末への反映を優先、プレビューのメモリ使用量も削減
Quattroには、David Heinemeier Hanssonによるものと記録され、参加者にdhhも含まれる複数の性能改善コミットが入った。omacom/omarchy@d8027c90d619では、ピッカーやスクリプトからテーマを切り替える際、端末の配色適用とHyprlandの再読み込みを先に行い、ほかのアプリの配色変更はバックグラウンドで完了させる。バッチを順番に処理し、すでに新しい選択で置き換えられたテーマはスキップすることで、新しいテーマの後に古いテーマの色が適用されるのを防ぐ。
omacom/omarchy@8f5ca14e248fは、キーボードのseatを定期的にポーリングする処理を、入力デバイスの監視と復旧処理に置き換える。omacom/omarchy@4485e28de8a0はクリップボードとアートワークのデコードを表示に必要な範囲に制限し、omacom/omarchy@c9a4af2cdf67は画像ピッカーを閉じてから1分後にプレビューを解放する。関連するコミットomacom/omarchy@f5006bd41a17では、処理時間の許容上限と、アイドル中に予期しないプロセスが起動しないかのチェックを追加している。これらは開発ブランチにコミットされた変更であり、独立した測定による性能評価の結果ではない。
起動時の表示を抑えてメニューの待ち時間を短縮、ブートメニューに直接戻る手段も追加
dhhは10月13日にomacom/omarchy#15301を作成し、取材期間外の10月14日にquattroへマージした。現在の説明では、Limineの既定動作を表示の少ない1秒待機の起動にし、Systemメニューには自動起動を無効にした状態でブートメニューへ再起動する項目を追加するとしている。既存の明示的なタイムアウト設定は移行時にも維持される。
greptile-apps[bot]は、認証が拒否された場合のテストを求めた。
dhhは、認証を拒否したときにメニューを変更せず移行が失敗することを確認するテストを追加し、その後、権限に依存するケースはrootでの実行時にスキップするよう調整したと報告した。PRでは引き続き、メニューの表示と次回1回限りのブートメニュー起動要求を確認するため、実際の再起動が必要とされている。提示された検証だけでは、実機でのこれらの動作が独立して確認されたことにはならない。
ロック画面の消灯中は指紋認証の再試行を一時停止
dhhは10月13日にomacom/omarchy#15294を作成し、取材期間外の10月14日にquattroへマージした。現在の説明では、画面ロックがディスプレイを消灯した後は、新たな指紋認証の試行を一時停止し、すでに進行中の試行は完了まで続けるとしている。利用者側の制約も明記されており、指紋でロックを解除するには、先に画面を復帰させる必要がある。
10月13日のレビューで、greptile-apps[bot]は、アイドル時のロック要求が繰り返されると指紋リーダーが誤って再開する可能性を見つけた。
dhhは、サスペンドが起きた形跡を検出した場合にのみ再開するよう、その処理を変更したと報告した。別のやり取りでは、
dhhが、ロック側で検知できない明るさや音量の操作では、キー入力やポインター入力が届くまで指紋認証の一時停止が続く場合があると説明した。
greptile-apps[bot]はomacom/omarchy#15294:discussion_r4259080090でこの制約を容認した。
ロック画面を静止画にする案は引き続き未マージ
dhhによるomacom/omarchy#15289は10月13日に作成され、10月19日の確認時点でも未マージのままだ。現在の説明では、ロック画面での動画壁紙の再生を、キャッシュ済みのぼかした静止フレームに置き換え、映像フィードと定期的な画面状態の問い合わせをなくすことを提案している。これは提案された動作であり、マージ済みとは確認されていない。
greptile-apps[bot]は、フィード用のテストフィクスチャを削除したことで、表示する静止画の選択と画像の解放に関する動作確認も失われたと指摘した。
dhhは、簡素化したオフスクリーンのフィクスチャを復元し、ミューテーションテストで検証したと回答した。その後、ボットは10月13日のまとめで、復元されたテストによって指摘事項が解消されたとomacom/omarchy#15289:issuecomment-6145843873に記した。
メモリ監視の提案は警告・一時停止とエージェントの介入を切り分け
KewkLWは10月13日にomacom/omarchy#15272を作成し、現在も未マージとなっている。取材期間後に編集された現在の本文では、任意で有効にする監視機能を提案している。systemd-oomdがアプリを強制終了する前に警告し、終了後には対象となったアプリを特定するほか、強制終了のしきい値に達する前に、条件を満たす負荷の高い処理を一時停止する。一時停止はそれ以上の動作を止めるが、それ自体でメモリを解放するわけではない。現在の対象範囲には対応を行うエージェントを含めず、後続の作業に委ねている。
10月13日の議論では、より広い範囲の実装が扱われていた。greptile-apps[bot]はゲームの保護と一時停止記録の安全性を指摘し、
KewkLWは、ゲーム保護の継承、記録方法の安全性向上、対応エージェントへの引き継ぎ情報の永続化などの修正を報告した。これらの報告はレビュー中の作業を説明したものであり、提供済み機能の保証ではない。その後、
jandruskはomacom/omarchy#15272:issuecomment-6150464090で、プロセスを強制終了できるヘッドレスの対応エージェントは製品としてより大きな判断を要するとして、警告と一時停止を切り離して先に取り込むよう勧めた。現在の対象を絞った提案は、この切り分けを反映している。
arXiv Assistant、プライバシー修正とCodex対応の削除を経て掲載
pierrecagneは10月13日、omacom/omarchy-plugin-marketplace#11408を通じてarXiv Assistantの掲載を申請した。選択したカテゴリのプレプリントを一覧表示し、スターを付けた論文についてAIによる読解レポートを生成する。
github-actions[bot]は同日夜に公開を報告し、申請をクローズした。この自動検証はマーケットプレイスに掲載された特定時点の内容を対象としており、セキュリティ監査ではない。
HANCORE-linuxのレビューを受け、プライバシーに関する修正が段階的に行われた。レビュアーは、実行ごとに秘密情報を使うことで未認証のレポートアクセスが解消されたと認めたうえで、読者の非公開コンテキストがプロセス引数を通じて露出していると指摘した。
pierrecagneは、設定の受け渡しを標準入力へ移し、ログとレポートを非公開にし、保存済みの既存レポートについてもアクセス権限を厳しくしたと報告した。
HANCORE-linuxはさらに、Codexのサンドボックスにマウントされた認証情報と過去のセッションが、論文処理ツールからアクセスできる状態になっていると指摘した。
pierrecagneはomacom/omarchy-plugin-marketplace#11408:issuecomment-6156586127でこの指摘を認め、テストできない連携機能を提供する代わりにCodex対応を削除した。残る実行エンジンは、制限モードのClaude Codeと、サンドボックス化されていないことを明記したカスタムコマンドである。
ビルド基盤では信頼された貢献者の処理とARMカーネルのビルドをNamespaceへ移行
emirbは10月13日、omacom/omarchy-iso#269を提案し、quattroにマージした。インストールテストでは、ブランチがフォーク由来かどうかではなく、作成者の資格に応じてNamespaceのランナーを選ぶようになった。書き込み権限を持つコラボレーターと、信頼できると認められたコントリビューターが対象となり、資格の照会に失敗した場合はGitHubのランナーを使う。
Copilotは、すべてのbotアカウントを信頼すると、任意のGitHub Appsまで対象に含まれてしまうと指摘した。その後のコミットで、この例外はDependabotとGitHub Actionsに限定された。
Copilotはさらに、PR側で変更できるワークフローからランナーを直接指定できることも説明した。最終的なPRの説明では、ランナーの選択とセキュリティ上の制御を区別し、後者の境界を担うのはリポジトリの承認設定だとしている。
パッケージリポジトリのmasterブランチでは、omacom/omarchy-pkgs@3afdffcedf47により、aarch64のカーネルビルドがNamespaceのApple製ハードウェアを使うランナーに移された。Emir Beganovicによるこのコミットでは、GitHubのARMランナーで105分かかっていた処理が、移行先では24分に短縮されたと報告されている。これはコントリビューターが報告した測定値であり、ハードウェア向けパッチを試せるようになるまでの待ち時間短縮を狙ったものだ。
Super + Lは引き続きワークスペースのレイアウト切り替えに
mattwolfgangによる、Super + Lをセッションのロックに割り当て、レイアウトの切り替えをSuper + Ctrl + Lに移す提案は、10月13日にマージされずにクローズされた。omacom/omarchy#14203では、WindowsやGNOMEから移ってきたユーザーが、ロックしたつもりでレイアウトを切り替えてしまうおそれがあると主張していた。
dhhは、OmarchyではSuper + Lによるレイアウト切り替えが定着しているとして、この入れ替えを見送った。別の割り当てを好むユーザーには、omacom/omarchy#14203:issuecomment-6156758671でローカル設定のカスタマイズを案内している。提案されたデフォルトのショートカット変更は採用されなかった。
